松平わ太鼓のプロフィール


 松平地区の太鼓の歴史は、今からおよそ600年前の「雲竜太鼓」にさかのぼります。

雲竜太鼓は、応永28年(1421年)徳川の始祖、松平親氏(ちかうじ)の3代信光の初陣に際して打ったのが始まりといわれています。この時、東の空に竜に似た雲がいまにも勇ましく駆けているかのように信光公ら松平家臣の目にうつったことから「三河雲竜太鼓」と名付けられました。

 この後も何10回と合戦があり、戦勝祝いには、必ずこの雲竜太鼓が勇ましく打ち鳴らされたそうです。

しかし、時代が変わるにつれ、この雲竜太鼓を継承する人が減り、今ではかすかに古文書にとどめるだけになってしまいました。

 そんな「三河雲竜太鼓」を打つことを目標に集まり、「太鼓クラブ」を結成しました。練習を重ねるうちにチーム名をつけようと考え、和太鼓の「和」と仲間の「輪」が松平地区をはじめ、全国に広がればと夢は大きく『松平わ太鼓』と命名しました。

 観れる太鼓、聞ける太鼓とするために、毎週水曜日の午後6時から地元のコミュニティーセンターで練習を行っています。

 結成25年を経て、現在では、主婦、学生の会員も増え総勢80数名の大所帯になりましたが、原点である雲竜太鼓の追求と仲間の輪を大切に、これからも大いに奮闘して行きたいと思っています。